白いマスクにグレーのスウェット。
初めて見た人には不審者に見える今回の偉人。
YouTubeを見ている方であれば、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
ラファエル氏。本名ではありませんが、今回は、“ラファエル”という人物について書いていきます。
偉人教育とは
今を騒がせる起業家から、歴史的に偉業を成し遂げた方の幼少期に注目。勉学ではなく、その環境がどんな影響を与えたのかについて考察し、「いろんな家庭でも同じ環境が取り入れられたら良いな…」と考えつつ筆を走らせています。
生まれたころは、みんな泣くことしかできなかった。それが大人になると収入や人間関係幸福度に大きな差が出ます。それはなぜか。その本質を一緒に考えましょう。
参考:「無一文からのドリーム」(ラファエル著 モデルプレス編)宝島社
ラファエル氏について
名前 ラファエル(YouTube名)
生誕 不明
国籍 日本
出身校 定時制高校卒業
職業 youtuber(ユーチューバー)事業家

貧しい環境が強くなる要因
友達に笑われるようなボロ家で育つ
今となってはお金持ちのイメージがとても強いラファエル氏ですが、幼少の頃はとても貧乏な生活を送っていたようです。
詳しくどんな生活をしていたか知りたい方は「無一文からのドリーム」(ラファエル著 モデルプレス編)を読んでみてください。
この貧乏な経験が今後の能力開花に大きくかかわってきます。
ネガティブにならない思考
生活のどん底を味わった幼少期。その経験があるからこそ、大したことでは「損したなぁ」と感じないメンタルが出来上がっていたといえます。
どんな環境で育つかは、自分には選べないですよね。二人の男の子がいたとします。
- 問題が起きたらすべて親が介入し解決してきた子
- 問題が起きても親は無関心な子
どちらが成長できるかは目に見えていますよね。これは極端な例になりますが、子どもと話しているとこの差は感じることが多々あります。
与えられた課題に対しどう動くか。前者と後者では社会に出た時の対応力に大きく差が出ます。
物事は二面性を持っている
貧乏な幼少期の話は、聞くとマイナスなことかもしれません。ただ物事には必ず二面性があります。
ここで何が大事なのか。
それは、そのマイナスととらえられがちな出来事から何を学ぶかだと思います。もちろん精神的にしんどい間は、殻にこもるのも自己防衛の一つでしょう。ただ、この経験を振り返ることは、何よりも大事だといえるでしょう。

一つのことに振り切って自分に嘘をつかない
遊びつくした思春期
著書で、「思春期はとにかく遊びつくした」と話しています。毎日何も考えず好きなことだけをしている。
こんな学生よくいますよね。中学でボーリングにハマったり、高校の帰り道には、毎日のようにカラオケに行ったり。遊んでばかりでは、親に怒られたり、塾に行かされたりしますよね。
勉強は本当にしていなかったそうです。
そこで伸びた“コミュニケーション能力”
ただ遊んでいる中でも、ラファエル氏は自分の中の大きな能力に気づき始めます。それはコミュニケーション能力の力です。
自身の著書でも語っていますが、クラスの同級生やバイト先でも、自分には人と打ち解ける能力があることに気づき始めます。
人を選ばず、ほかの人が「あの人、気難しいよね。」といわれるような人でも、盛り上がることができた。
比較対象があるからあえて別の道を選ぶ
ラファエル氏には姉がいました。姉は昔から頭がよく、勉強もできる方だったようです。普通であれば姉を超えたいと考え勉強に励む子や、姉はできるのにというプレッシャーから委縮してしまう子がほとんどだはないでしょうか。
ラファエル氏はそんな姉がいるからこそ、別の道を選びたいと考えていたようです。姉が得意だから、姉が通っていた塾だから、姉は大学に行ったから。
だから同じ道を行くのではなく、だからこそ違う道を選ぶ。
認知能力ではなく、非認知能力で戦う。これがラファエル氏の成長のかなめなのかもしれません。

過去が原動力になり上へ突き進む
自衛隊入隊、営業職への転職
学校を卒業してからは、自衛隊に入り、その後営業職に就きます。ここでも“コミュニケーション能力”はズバ抜けていたし、自分でもはっきりと自らの強みであることを認識します。
周りの先輩からも、称賛されるほどの能力だったそうです。
不穏な幼少期があったからこそ成長できた
これは、実際に著書の中でも語っています。
自分には、不穏な過去があったからこそここまで来ることができた。かといって、人によってビジョンも満足できる理想も全く違います。ラファエル氏のビジョンはすごく高いところにあった。
だからこそ、どんどん成長することができたし、今も突き進んでいるのだと思います。
自分強みを認識することで急成長できる
さぁ。結局何が大事なのか。
それは、自分の強みに気づくことができるか否か。
ということがと思います。
人に驚かれるくらい自分にできることは何か。それをできるのであれば、学生時代の間に自分から気付けるか。気付けた場合は、自分にとって将来大きな資産になることは間違いないと思います。

コミュニケーション力は大きな強みになる
悪い大人にはついていってしまってはいけない教育
これよく聞きますよね。「知らない大人についていってはだめだよ」と今の子どもたちは教え込まれます。確かに子どもをターゲットに非道なことをする人もいるかもしれません。でもこの教えって子ども自身の可能性を大きく削ってしまっているように感じます。
都会では特に核家族化が進んでいます。それが何を意味するか。子どもの世界自体も幅がどんどん狭くなっているということです。ひどい子は、家族しかコミュニティを知らない子がいます。
幼少期にコミュニケーションの基礎ができる
ラファエル氏は幼少期から、いろんな大人に怒られたり、機嫌をうかがうことがあったのではないかと思います。
昔は、地域で子どもを育てる文化がありました。そこで、いろんな話を聞き、いろんな人にいろんな怒られ方をして、自分の中の道徳ができていた。
単に、子どもに苦しい環境を与えろと言いたいわけではありません。幼少期から、親、担任、だけの上下関係だけではなく、親戚のおばちゃん、近所のおじいちゃん、駄菓子屋のおばあちゃんみたいな、斜めの関係をたくさん持つことはすごく大事だと思います。
コメント