今回は、高校生の子どもを持つ親御さんへ。
高校生になると、
女の子であれば、「お父さんの後はお風呂に入りたくない」
男の子であれば「母親なんて…」と耳が痛くなるような言葉を言われたり。
高校生になれば、大人と子供の境目で、多感になるものです。
「最近あいつ冷たいな…」
「あの子部屋にこもりがちになっているわ…」
「小学校の頃はあんなに甘えてきていたのに変わってしまったな。」
こんなことを考えている親御さんも多いのではないでしょうか。
今回は、自分の身近にいる親子を軸に、高校生の子どもとのかかわりについて書いていこうと思います。

高校生でも決めてあげなければならないこと
高校生になっても、知らないことはたくさんあります。
自分で判断をさせてあげるべきこともあれば、親が最低限決めてあげるべき点もあります。
どんなものがあるか具体的に見ていきましょう。
門限を作ってあげる
子どもにとって夜の町は魅力的ですし、キラキラした世界にあこがれて深夜に町に繰り出すことがよくあります。
自分の昔を考えてみてください。
夜の繁華街って、何か魅力的なものを感じたのではないでしょうか。
自治体の青少年育成条例ではたいてい、“夜の11時から朝の4時までは成人の付き添いなしでの外出をしてはいけない”と定められています。
子どもにこの事実を伝えたうえで、なぜダメだといわれているのかについて考えてみるのもいいかもしれません。
家事の役割を決めてあげる
家族の一員としてしっかり役割を与えてあげることも親としてすごく大きい役割であると思います。
本人がめんどくさいと言うかもしれません。
ただ、家事を全てやってしまっていると子ども自身が独り立ちした時にうまく飛び立てないです。
さらに、やってもらうことが当たり前になってしまうとその後子ども自身が大変な思いをします。
少しずつでいいと思います。
料理当番、掃除当番、ゴミ出し。みんなで生活空間を整備していきましょう。

家族での時間を取る方法
高校生はとても忙しいです。
学校、塾、受験、部活、学校行事、人間関係。
そんな中で、家族と時間を取るというと難しいと思われるかもしれません。
さらに、高校生の子どもに「今日は学校でどんなことがあった?」と質問すると、子どもは照れくさくて嫌がるのではないでしょうか。
そこで良いのが、現代のニュースについて話し合うことです。
いまので世界がどんな問題を抱えていて、どう進んでいるか子どもにとっても親にとっても重要なトピックです。
今であれば、日中関係、日韓関係について役割を分担して、各自違うキーワードを調べ、プレゼンしあうのもいいかもしれません。
学びの時間を共有できることは家族事態の健康にとって、とてもいい働きをします。
忙しい子どもに合わせて子どもが学んでいるジャンルについて話し合ってもいいかも。
ニュースなどをトピックにした、学びの時間を共有しましょう。

大人と子どもの壁を作らない
これ。子どもは大人が思っている以上に嫌がっています。
「まだ子どもだから。」そんな理由で秘密にしていることはありませんか?
家の資産について、お金について、夫婦間の問題について、人間関係について。
高校生にもなれば、おおよそ理解できます。
そして、社会に出ていく前に、自分の家庭のお金の状況や、家族間の問題を知っておくことは子どもにとっていい影響を及ぼします。
どんな影響があるか。
まずいえるのは、
頼ってもらえているという感覚を得ることができることです。
子どもは、親に本気で頼ってもらえると嬉しいものです。
子どものころにお手伝いをするのは、そのせいでしょう。これは大きくなっても一緒です。
信頼しているからこそ、秘密にせず、対等に相談してみましょう。

今回の要点
高校生でも決めてあげてほしいこと
- 門限を決める
- 家の家事を分担する
家族での時間を取る方法
家族同士で、同じテーマに沿ったプレゼンをすること。
大人と子どもの壁を作らない
隠し事をせず、ありのままの家庭を知ってもらうこと。
多感な時期の子どもを、「しょうがない」の一言で片付けてしまうと、
子どもの心はどんどん離れていってしまいます。
こころが離れないような環境を作っていきましょう。
コメント